池田清彦さんの書かれた書籍「バカの災厄」のまとめ記事です。
この本は一言で言うと、バカの本質を知ることができる本です。
バカな人というのは自分の考えていることが絶対的に正しいと信じて疑わず、他人も同じことを考えていないとおかしいと思い込む人のことです。
反対に賢い人というのは、自分と相手の考えは基本的に違っていると理解している人です。
この本ではバカな人と賢い人の違い、バカな人に対する対策を解説してくれます。
頭が悪いというのはどういことか知りたい人、バカになりたくないと思っている人におすすめの一冊です。
バカな人の特徴
バカな人の特徴は、自分の考えが絶対と思っていて、他人の意見を受け入れない人のことです。
いかに高学歴や知識や教養があっても、他人の意見を受け入れられなければ同様であり、自分の考えが絶対なので他人の意見は全否定します。
自分の考えと異なる意見は認められないため、自分の考え以外の意見を言われると否定されたように感じてしまい、感情的で攻撃的になります。そのため、コミュニケーションが成立しません。
さらには、自分が絶対正しいと思っているので何をしても許されると思っています。SNSで誹謗中傷をしたり、あおり運転をする理由は自分は正しく相手は悪いと信じ込んでいるからです。
人は正しいことをしていると感じたり、人の役に立っていると感じると脳内でドーパミンが放出されます。ドーパミンとは脳内で発生する快楽物質で幸福感を感じます。
自分は正しいことをしていると思い込み、SNSで他人を誹謗中傷して気持ちよくなっているだけなのです。
独善的な考え方で他人の意見を受け入れられないため、コミュニケーションが成立しません。
賢い人の特徴
反対に賢い人というのは、自分と他人の考えが違っていて当たり前だということを理解している人です。
賢い人は自分と他人の考えは違うと分かっているので他人の意見を最後まで聞き、一旦受け入れます。
考えを受け入れた上で、相手の意見が自分にとって良い考えだと思った場合、取り入れて自分の考えをアップデートすることができます。そうでない場合は「こういう意見もあるのだな」と受け流すことができます。
自分と他人の意見、見えている世界は違うということを理解しながら、どうすれば意見の違う者同士がうまくやっていけるかという共存の道を模索できる人です。
賢い人というのは考えの違う人同士でどんなふうにコミュニケーションすればお互いに幸せになれるかということを考えている人になります。
対策方法
バカな人は自分が絶対なので、基本的にコミュニケーションが成立しません。
どうすれば良いかの対策方法を本著の中から3つ紹介します。
バカには近づかない
対策一つ目は「近づかないこと」です。
「君子危に近づかず」という言葉があるように、基本は近づかないで相手にしないことです。
しかし、どうしても近づかないといけない相手、例えば上司や同僚の場合は「不要な議論を避けること」を徹底しましょう。
議論は、自分と異なる意見は認められないというバカにはできません。
議論するだけ時間の無駄であるということを認識して、不要な議論は避けるようにしましょう。
頭を下げてスルーする
対策二つ目は「頭を下げてスルーする」です。
「愚かな人にはただ頭を下げよ」という言葉があります。これはカール・ポランニーという経済学者の言葉です。
バカな人に絡まれたら、こちらから頭を下げてスルーしましょう。
基本的に相手にする必要はないですから、頭を下げておいてスルーしてしまえば良いのです。
変わり者だと思われる
対策の三つ目は「変わり者だと思われること」です。
変わり者に思われるためには、適当に受け流すことです。あいつには何を言ってもしょうがないと思われることですね。
受け流さずに真面目に受け止めていると、どんどんトラブルに巻き込まれていきます。
トラブルに巻き込まれないために必要なことは、距離を取ることです。
距離を取るために変わり者だと思わせて、相手の興味を失わせることが重要です。
まとめ
池田清彦さんの書籍「バカの災厄」で書かれたバカな人と賢い人の特徴、対策をまとめました。
バカな人とは自分が考えが絶対で他人の意見を受け入れられないため、基本的にコミュニケーションが成立しません。
自分の考えが絶対なので他人に対して横柄で傲慢、攻撃的な態度を取ります。
反対に賢い人は自分と他人の考えは違っていて当たり前だと理解している人です。
賢い人は自分も相手もどちらも正しいと考え、自分の意見より相手の方が良いと感じたら考え方をアップデートできます。相手の意見が違っていて、自分が正しいと思っても「そういう考え方もあるよね」で余計な対立は避けることができるため、コミュニケーションも丁寧で礼儀を尽くします。
余計な対立を生まない人が賢い人のコミュニケーションと言えるでしょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。